テーマ:「暮らしの中の情報と多文化サービス-岩手県の事例を通して-」   

 震災や災害の時に日本語を母語としない人々への安全情報を伝える手段や言語の問題がクローズアップされた。コロナ禍では、Web 上で多言語による緊急時の情報発信が行われるようになった。一方、地域に暮らす外国人が日常的に必要とする情報をどのように入手しているのか。その情報活用の中に図書館は含まれているか。多文化サービスの理念を踏まえて公共図書館における多文化サービスの意義を4年ぶりに対面で開催される岩手県で、多文化に関わる地元の人々と一緒に考える場としたい。

基調講演  平田泰子(多文化サービス委員会)
      「暮らしの情報をすべての住民に」
委員会報告 浜口美由紀(多文化サービス委員会)
      「多文化サービス委員会この1年」
報告1   那珂元(常葉大学)
      「静岡県での多文化共生推進部署・団体・組織と公共図書館との連携について」
報告2   福寄順子(一般財団法人遠野市教育文化振興財団)
      「外国人市民と地域をつなぐゲートウェイとして」
報告3   佐藤俊憲(一関市立一関図書館)
      「一関市の外国人市民等への支援について」

後半 パネルディスカッション
      「多文化社会における図書館政策~情報・知識へのアクセス保障のために~」
      平田 泰子(多文化サービス委員会)
      那珂  元(常葉大学)
      福寄 順子(一般財団法人遠野市教育文化振興財団)
      コーディネーター:阿部 治子(豊島区立中央図書館・多文化サービス委員会)