テーマ:「指定管理者・委託で働く非正規雇用職員」
公立図書館の民営化の進展に伴い、指定管理者や委託で働く非正規雇用職員が年々増えている。その数は1万5千人を越え、職員数全体の34.8%に及んでいる(日本図書館協会 日本の図書館統計2022)。これらの職員の多くは直接雇用の会計年度任用職員と変わらないか、もしくはそれ以下の低待遇と不安定雇用の状態に置かれている。指定管理者導入による職員構成の変化、NPO で働く職員の実態、さらに日本図書館協会の調査に見る当事者の意識などを見ていくとともに、「働き方改革」に伴う法整備や今後必要とされる対策についても考えていく。
【基調講演】日向 良和(都留文科大学教育センター 教授)
「図書館の非正規雇用職員について」
【報 告】小形 亮(日本図書館協会非正規雇用職員に関する委員会)
「指定管理者・委託で働く職員」
【報 告】下吹越 かおる(NPO 法人本と人をつなぐ「そらまめの会」理事長)
「NPOによる公共図書館の指定管理者制度とは」
【報 告】松井 祐次郎(日本図書館協会非正規雇用職員に関する委員会)
「非正規雇用(民間)のための法令・政策」
【講演者、報告者によるデイスカッション】