テーマ:「戦争と図書館」
2022 年2月24 日に始まったロシアのウクライナ侵攻によって、ウクライナの図書館は大きな被害を受け、ロシア占領地の図書館ではウクライナ文化・教育への弾圧が行われています。一方でウクライナの図書館ではロシア語の書籍が大量に撤去されているという報道もあります。
日本においても、太平洋戦争の際には多くの図書館が被災し、また思想統制に伴う検閲や弾圧が行われていました。
今回の分科会では、「戦争と図書館」をテーマに、日本における戦時中の図書館への思想統制と検閲の状況についての講演を基に、戦時下における図書館の状況についての理解を深め、戦争と向き合う図書館について考えていきます。
【基調報告】山口 真也(沖縄国際大学、日本図書館協会図書館の自由委員会委員長)
「図書館の自由・この1年」
【講 演】新屋 朝貴(公益財団法人三康文化研究所附属三康図書館)
「旧大橋図書館から引き継がれた発禁本」
【講 演】濱 慎一(伊那市創造館)
「戦時下における県中央図書館と地方中央図書館~旧上伊那図書館の資料から~」
【講 演】荒木 英夫 (元・気仙沼市立図書館館長、元・図書館の自由に関する調査委員会委員)
「戦時下の図書館での思想統制~検閲の事例と「図書館の自由」への道~」
【研究協議】テーマ「戦時下の図書館について考える」