テーマ:「日本図書館協会認定司書事業のこれまでとこれから」
現行の認定司書制度は,1996 年の生涯学習審議会社会教育分科審議会報告で言及された司書の高度な専門性評価に基づき検討・設計された。こうした図書館員の認定制度は海外でも、2000 年代以降、 活発に議論され、また実施されてきた。さらに日本の他職種においても発展してきた。これらの知見を今後の認定司書制度に活かしていくことには意義がある。以上の点から、認定司書事業委員会では、認定司書制度に関する内外の情報を収集し、中長期的な認定司書制度のあり方を検討する認定司書制度検討委員会を設置した。分科会では、認定司書制度検討委員会の調査を踏まえて、これまでの制度の成果と今後のあり方について議論をしていく。
【報 告】松本 直樹(慶応義塾大学)、内山 喜寿(上越市教育委員会、日本図書館協会認定司書第1149 号)
「認定司書は認定司書事業をどう捉えているか」
【報 告】青野 正太(駿河台大学)
「図書館員の人材育成:職員像の検討と研修の調査から」
【報 告】青野 正太(駿河台大学)
「国内専門職における認定事業の取り組み:看護師を事例として」
【報 告】酒井 由紀子(慶應義塾大学非常勤講師)
「海外図書館情報専門職における認定事業の取り組み」
【ディスカッション】
糸賀 雅児(認定司書審査会会長、慶應義塾大学名誉教授)
岩持 河奈子(岩手県立図書館指定管理者、日本図書館協会認定司書第1202 号)
大谷 康晴(認定司書事業委員長、青山学院大学)
星野 盾(日本図書館協会認定司書第2026号)